こんにちは
パパママのみなさんはお子さんに病気移されたことはありますか?
保育園に通わせてたり、ある程度の月齢になると
誰もが通過する道なんじゃないかなと思います。
ゲソバもこの度、ベビ子から手足口病を移されてしまいました。
ということで、今回は
- 手足口病とはどんなものかまとめてみました。
手足口病ってどんな病気?と思った方、参考になると思うので必読です。 - ゲソバ家におけるパンデミック時の体験談
興味がない人は読み飛ばしてくださって大丈夫です。
といった流れの記事になっています。
手足口病とは
はじめに手足口病について
名前は知っていても具体的にどんな病気なのか、あまり知らないという方もいると思うので
簡単にまとめておきます。
ちなみに
厚生労働省のWebサイトによると
手足口病は、口の中や、手足などに水疱性の発疹が出る、ウイルスの感染によって起こる感染症です。
とのことです。
その他の特徴としては
- 5歳以下の子供の90%前後が経験する病気で、夏に流行しやすい。
- 感染経路は飛沫感染、接触感染、糞口感染が認められている。
- 潜伏期間は3日〜6日。
- 口の中(喉)の水疱が潰れた後にできる口内炎や喉の痛みで、食事や飲み物を摂取しづらくなる
→水分すら取れなくなってしまうため、脱水症状を起こすことがある。
(口内炎が喉にたくさんできます!ゲソバはこれに苦しみました) - 手足の水疱に痒みを伴うことは稀。
- 発熱はあっても38℃以下がほとんど。
- 水疱は1週間程度で引き、最終的にはきれいに無くなる。
- 大人も感染することがある!
- 重症化すると、髄膜炎、小脳失調症、脳炎などの合併症を引き起こすことがある。
ざっくりまとめるとこんな感じです。
かかった時の対処法
手足口病ですが
特効薬はありません!
鎮痛薬や抗アレルギー剤、場合によっては粘膜保護剤の軟膏が処方されます。
ちなみにゲソバ本人は喉の辛さをお医者さんに前面にして伝えたところ
うがい薬を出してもらえました。
生活内での一般的な対処法としては
- 喉の痛みがあるので、オレンジジュースのような刺激物は避けて
麦茶、ミルク、冷めたスープのような、喉越しの良くて少し冷たい飲み物を飲ませましょう。 - 食べ物も噛まずに飲み込めるくらいのものにする。
(ゼリー、プリン、お粥、豆腐など) - 飛沫感染を防ぐために大人はマスクをする。
抱っこなどでの接触感染、おむつ替えの際には糞口感染のリスクがあるので、こまめに手洗い、うがいをする。
(おむつ替えの後はなるべくすぐ!) - 保育園などへは発疹が治ってなくても登園可能。
熱が下がってから1日、普段の食事が取れる状態が復帰の目安。
(ちなみにインフルエンザと違って、登園または通学・出勤停止にはなりません)
ということで、対策については
この後の文で、実際に感染した立場から感想をちょこちょこ入れてますので
生の声を聞きたいという方はどうぞ。
ゲソバ家の場合(ここからは体験談)
それではいよいよ、ゲソバ家での感染から収束まで
体験談を踏まえながらまとめます。
始めはみんなで喉の調子が悪くなった
最初に出てきた症状は
ベビ子の咳と鼻水が増えたことでした。
また、見出しの通り
同じ時期にゲソバも嫁様も喉や鼻の調子が悪くなっており
親子で激しくむせていたりしてました。
(ゲソバ家は代々むせやすい体質です)
この頃は誰も発疹は出ておらず
ちょうど3人で外泊していたので
部屋のエアコンの埃のせいで喉痛めたかな?
なんて話をしていました。
ちなみに、感染経路はなんとなく候補はいくつかあるものの
未だにはっきりはしていません。
ベビ子の咳がどんどん酷くなっていく
初期症状が出始めてから5日程度経つ頃
ベビ子の咳が日に日に酷くなっていきました。
熱はないものの、流石に心配になってきたので
小児科へ診せに行ったところ
鼻水がメインで喉を痛めていると言われ
それに応じた処方をしてもらいました。
(カロナールとかムコダイン、ザイザルという薬のシロップです)
早速薬を飲ませようとしましたが
回を追うごとに、ベビ子の拒絶が激しくなっていきました。
シロップの薬独特の甘みが嫌なのかな?と思っていましたが
症状が回復してきたら、疑いつつもちゃんと飲んでくれるようになったので
今思うと喉が痛くて嫌だったのかもしれません。
何かに混ぜて味を薄めたり誤魔化したら?と思うかもしれませんが
ベビ子にはこの手が通用せず
結局泣こうが喚こうが無理やり飲ませるのが一番確実だったので
本当に可哀想で、薬あげてて辛かったです。。
そして、水疱が出始めた
咳が出始めてから7日程度経つ頃
とうとうベビ子の足の甲に水疱が出始めました。
乳児湿疹は経験済みですが
足の甲に出たことはないなと疑問に思いつつ経過観察すると
その日のうちに足の裏→脛→腿→お尻、手も腕まで発疹が広がり、
顔は口の周りにも確認できました。
おそらく口の中にもできていたんだと思うんですが、赤ちゃんの場合って
口の中は確認できないんですよね。
ということで
これはただの風邪じゃないと思い
症状をググると、手足口病が出てきました。
数日前に小児科に行ってから症状が変わったので
改めて行くと
手足を見ただけで、「これは間違いなく手足口病だよ」
と診断され
(口の中は見るまでもない様子、実際どうなってたかはベビ子のみぞ知る・・・)
今度はカロナールとカルボシステインというジェネリックじゃない痰切り薬をもらいました。
(あと抗アレルギー剤ももらいましたが、名前が・・・)
ちなみにベビ子は熱は最高こめかみで38℃
腋だと熱はそこまで上がりませんでした。
いつもと違うところは
水疱が痛いのか、ハイハイをあまりしなくなったことくらいか。
あと、ご機嫌が終始よろしくなかったです。
ベビ子が回復してきたころ、今度はゲソバが・・・
水疱が出始めてから更に5日程度経つと
ベビ子の症状はピークを超え、少しずつ水疱が瘡蓋になり
日に日に肌がきれいな状態に戻っていってるのがわかりました。
ちなみに、かさぶたにならないと記載されたサイトもありましたが
ベビ子の場合、潰れた水疱はかさぶたになって
(まるで爬虫類を飼っているかのように)
ベビ子が通るところにかさぶたというか皮というか、残骸を今でもポロポロと落としています。
それでも、肌が治っていくのに比例するかのように
ベビ子は薬も泣かずに飲んでくれるようになり、元気も取り戻していきました。
一時は重症化したらどうしよう?
薬はちゃんと飲み込めてるんだろうか?と
本当に心配になりましたが、無事回復して良かったという言葉に尽きます。
ベビ子の闘病記だけならここまでで終わらせられるのですが
ちょうど、2回目の診察の翌日くらいから
口内炎と強い喉の痛みが発症し、ゲソバも少しずつ蝕まれていきます。
ゲソバが体験した症状
ここからはゲソバ自身の手足口病体験談です。
体を張りたくもなかったのですが、実際になってみての言葉には説得力もあるのではと思うので
読んでいただけると嬉しいです。
ベビ子の闘病が、薬を飲ませつつ回復を待つのみ。というフェーズに入る頃
前述の通り、ゲソバも喉の痛みと口内炎で、徐々に食事が苦痛になってきていました。
もともとゲソバは口内炎になり易い体質なので
始めは、疲れが溜まってるんだろうなと思って
食事も通常通りのものを食べていましたが
ベビ子の2回目の診察から5日目
とうとう発熱。
(コロナワクチン打った時の熱っぽい感覚に似てました)
そして足の側面と、手の指(の腹)に水疱のようなものができ始め
これはもしやゲソバも移ったのでは?と確信に近い疑いを持ちました。
というか、この時点ではもう
喉が痛すぎて、唾液を飲み込んだり吐き出す時の喉への刺激すら痛くて、
夜中寝ている時も、唾を飲み込むことすらできていない状態になっていました。
無意識に飲み込むのを拒絶しているみたいで
溜まった唾を飲み込もうとすると溺れそうになって起きるんですよね。
流石にこのままではまずいと思い
ベビ子がお世話になった医院が循環器を専門とする内科でもあったので行ってみました。
診察の結果は
まぁ〜、いうまでもないですよね。
手足を見せると「これは完全に移ったね〜。お世話してる親御さんが防ぎ切るのはほぼ不可能だから仕方ないよ」と。
そして、喉は光を照らしてみると、口内炎のような水疱が4つほどできており
これは何を飲み込もうとしても痛いよな・・・
と納得がいきました。
今思うと、診断受けるまで普通の食事をしていたのが不思議でしょうがないです。
ということで
状況が明確になったので、対策も明確になりました。
薬はほとんどベビ子がもらったものの大人版を処方してもらい
帰りがけに、経口補水液のペットボトルとゼリーを買って帰宅。
ここからは
なるべく飲み込んでも痛くないものを口にしながら
とにかく安静。
この辺の時期は嫁様がベビ子の離乳食もゲソバも食べられる食事も用意してくれて
本当に感謝しかない状況でした。
普段は家事育児をがっつり取り組むゲソバですが
嫁様が家事育児の中心になる生活も悪くない??などと
育休パパとしてのメンタルが少し揺らぎそうになった瞬間です。
その後、嫁様にだけは移すまいと
マスクをして手洗いうがいを徹底
また、ベビ子のお風呂だけはロキソニンで苦痛を和らげた瞬間を狙ってゲソバが入れ続け
徐々に快方へ向かって行きました。
これがこの記事を書いている1週間前くらいの話です。
ここからは
特にゲソバを苦しめた闘病中の食事についての体験談となります。
手足口病になった時のリアルな食事事情
ゲソバが闘病中食べてみて良かったもの
また、冒頭に解説した
一般的に推奨されている飲食物を口にした時の感想を挙げていきます。
手足口病でも食べられたもの(飲めたもの)
前提として、正直何食べても痛いです。
それでも、一番辛い時に少しでも苦痛が少なく口にできたのが
- お粥・雑炊(嫁様が作ってくれた卵雑炊の味が忘れられません)
- マカロニサラダ(からしが入っているのはNG)
- 水(麦茶は△)
この3種類でした。
そもそも喉の痛みが焼けるような感覚なので
プリンやゼリーもそうですが、適度に冷たいものが多少楽に口にできました。
あと、ベビ子の離乳食の残りの野菜(3mm角)のスープが割と良かったです。
オレンジジュースは怖くて間違っても飲む気になれませんでした。
推奨される飲食物はどうだった?
続いて煽るようですが、一般的に推奨される飲食物なのに痛かったものが
- 牛乳
- 豆腐(豆乳も)
この二つはちょっと気をつけたほうが良いかもです!
まず牛乳ですが
おそらく口内炎と同じで糖分や塩分を含む味の濃いものは痛みを生じ易いんですよね。
そして、脂肪分によって喉に張り付くので、水で流し込まないと割と痛みが後を引きました。。。
続いて豆腐や豆乳です。
これは意外かもしれませんが、やはり脂肪分のせいなんでしょうか
牛乳はべったり張り付く感じなのに対し、豆腐や豆乳はより突き刺さるような痛みに襲われました。
番外編ですが
経口補水液
大事なことなので2度言います
経口補水液
ん??さっき買って帰ったじゃん??と思うかもしれませんが
これも痛みの度合いで言うとかなり上位に入ると思います。
特にペットボトルの方。
これは期待していた分、トラウマになってしまったと言うのが大きいですが
購入した帰り道、喉が渇いたので飲んだところ
「ミネラルウォーターに比べても喉越しはやっぱりいいな〜」
と思った矢先
含有成分の糖分と塩分が激しくゲソバの喉を襲いました。
この時は水など持ち合わせていないので、とにかく喉に張り付いた成分を唾液が流してくれるまで耐えるしかなかったのです・・・
一応フォローを入れると
水分補給の手段としては優秀なことに変わりはないということ。
経口補水液を口にした後にミネラルウォーターで流し込むと
痛みを感じる時間は大幅に短縮できます。
なので、枕元に経口補水液とミネラルウォーターをセットで置いていました。
ちなみにゼリーの方はゲソバが口内炎の経験から糖分の痛みを予測していたので
あまり刺激に驚くことなく、むしろ少し回復してきた頃にはペットボトルの経口補水液より先に
楽に口にできるものの一つになっていたので
ペットボトル版だけピックアップ。
手足口病になってしまった時の対策(まとめ)
ここまで6,000字の長文を読んでくださってありがとうございました。
この記事を書いている現在
ベビ子は発疹の後が少し赤く残る状態で元気にハイハイしまくっており
ゲソバも少し喉の痛みが残るものの
昨日からようやく通常の食事を摂れるようになりました。
もし皆さんのお子さんが手足口病になってしまったら
パパママは
- 手洗いうがいの徹底
- お子さんが少しでも楽に口にできるものを見つけてあげる
これを徹底していただければなと思います。
ベビ子はミルクを休み休みでも飲んでくれたのですが、もう少し大きなお子さんだと
飲み物も全て痛くて嫌がるかもしれないので
2個目が特に大事です。
離乳食なら中期なら初期など、段階を戻してあげるとよいです。
もしパパママご自身がなってしまった場合は
- 痛み止めを飲みとにかくできるかぎり安静
(熱や倦怠感がひどくなければ、黙ってできる作業に集中して痛みを忘れるのもおすすめです) - 水分補給は経口補水液(スポーツドリンク)を口にした後に水!
手足口病は発症後、重症化さえしなければ
1週間程度で自然に回復して行きます。
なので、辛い時期は本当に辛いですが
永遠に続くわけではないんです。
とはいえ、かからないのが一番というのも当然のこと。
今年は流行っているメディアで取り上げられる手足口病
対策を知っていれば苦痛も軽減できるので
もうかかってしまった方も
2回目にかかってしまった場合、周りの方がかかってしまった場合に
この記事が助けになってくれたら幸いです。
それではまた!
参考文献URL
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/hfmd.html#hfmd01
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